エジプト旅行どの方法で行く?
安い航空運賃につられて急遽エジプトに行くことになりました。
手術入院中の病室でスカイスキャナーを眺めていて安い運賃を見つけたのが4月下旬、その1か月後に出発。
✨白玉✨さんに見せたい国トップ5にエジプトが入っていたし、政権や情勢が落ち着いていて行ける時に!とエジプト旅行を決行!
6月になると暑くなるので慌てて日程を決めました。
5月下旬でも暑いのでどうせなら5月上旬に出発したかったのですが、術後で免疫力が落ちているかも知れない+同行者の✨白玉さん✨がライブに行く日程と重なり5月下旬出発となりました。
インターネットが普及したお陰で自分で旅程を組み立てることが容易くなりました。
そして、旅程をあれこれ考えるのはとても楽しいものです。
エジプトを個人で自由に旅してまわる良さ
完全に個人旅行
個人旅行+現地オプショナルツアー
- 興味のあるところだけを自分のペースで観光できる。
- 団体で歩く必要がない(これ実は結構しんどいです)。
- 土産物屋に連れて行かれて貴重な時間を奪われない。
- 好きな時に食べたいものが食べれる。
- 好きな場所で泊まる。
飛行機✈️とホテル🏨だけを予約してエジプト🇪🇬に向かいました。
マイペースですぐに気が変わる私たちにとって縛りがなくほぼ空白の旅程はとても良かったです。
飛行機とホテルの手配は簡単ですが、観光となると土地勘がないと不安かも知れません。
世界の観光地では王者的存在のエジプト、現地に到着すればホテルで簡単に現地ツアーに申し込めるし、或いはホテルでタクシー貸切も頼めるし、行けば何とでもなります。
但し、素性の分からない自称ガイドには引っ掛かりませんように。
確実性を求めるなら、予め日本でインターネット等で現地日本語ツアーに申し込みするのもおすすめです。
エジプトの観光はいつの間にか体力を消耗するのでガチガチに旅程を組んでしまうより、ある程度ゆとりを持たせる事をおすすめします。
主催旅行
エジプトツアー団体旅行に参加する
日頃お仕事が忙しくて旅程を考える暇もなく、かつ限られた休暇日数で効率的に観光したい場合は、旅行会社が企画販売する団体ツアーに参加するほうが旅が充実するかも知れません。
エジプトのガイドさんは国家資格と考古学者並みの知識を有し、それを流暢な日本語で説明をします。冗談も上手で笑いいっぱいの楽しいツアーが期待できます。
大概どのツアーも強行軍な旅程が主流なため要体力です!
日頃の疲れを溜め込んだままでの参加は御法度です。
ツアー中に体調を崩す方は珍しくありません。
お買得ツアーでは、アスワンやルクソール〜カイロ間で個室寝台列車を利用するツアーもありますが、車両端にある共用トイレが時間が経つにつれ汚れるので、それが気になる方にはキツいかもです。
持病があったり、体力に自信はないけどルクソール以南の遺跡も是非観光したい!な場合は、ルクソール〜アスワンはクルーズ泊でエスナ•エドフ•コムオンボ等(観光地によって現地諸事情で観光不可になる時あり)を観光するツアーが断然オススメです。
アブ・シンベル神殿観光は殆どのツアーに組み込まれています。
お高いツアーになるとアブ・シンベルまで航空機で移動ですが、お手頃価格ツアーはアスワン↔︎アブ・シンベル間を片道3時間半程掛けてバス移動です。
バス移動の場合は早朝に出発して、地平線の彼方まで砂漠が広る大地を、多い時には何十台もバスを連ねて護衛付きで走ります。お手洗い休憩1回のみ。旅の中盤ともなればお腹がピーコロコロな方が何人もいらっしゃいます。お手洗いのある田舎のドライブインを過ぎたり、間に合わない場合はバスを停めるので砂漠で用を足して頂きます。何も覆い隠す物が無いけどバスに同乗の警察官がガン見せずに見守ってくれます。
因みに、本当に感染系腸炎に罹患する方もいらっしゃれば、オリーブオイルやひまわりオイルのオレイン酸の刺激でお腹が緩くなる方がいらっしゃいます。
音と光のショー(サウンドアンドライトショー)が旅程に入っていたりオプションで販売されるツアーがありますが、私個人的にはルクソールのカルナック神殿のサウンドアンドライトショーが1番迫力があり幻想的に思えます。ファラオや神々のセリフを聞きながら遺跡の中を歩いて進みます。アブ・シンベル神殿やピラミッドの音と光のショーはずっと同じ場所で座ったままでセリフや物語を聞くので寝てしまう方が散見されます。私もアブ・シンベル神殿の音と光のショーは毎回うたた寝しながら「あ、もうこのセリフや、あと10分で終わるな…」てな感じでした。
エジプト 治安 物価 両替
テロに関して
予め情報が入ってくる身であれば一般人なんてしていません。
観光客のいる場所全てにセキュリティチェックが設けられています。
以前は遺跡側までバスで乗り付けていたけど、現在は入口から遺跡までかなりの距離を設けています。不審者が侵入した際に不審者が観光客の居場所に到達するまでに捕獲や応戦出来るようにしているかのように。
何年も前に日本人を含む多数の外国人観光客が犠牲になったとても悲しい事件がありました。
日本人が巻き込まれたので日本でも大きく報道されましたが、その事件が発生する数年前、私がエジプト添乗中の時も他国の観光客が犠牲になりました。日本人が含まれていなかったので日本で報道はされていません。勿論、お客さまに「先ほど博物館入口前にいた〇〇人の団体ツアーのバスが襲撃されて〇〇名亡くなったようです。」なんて口が裂けても言いません。恐怖心を煽ってパニックにさせるだけなので。
初めてエジプトに行った今から約30年前には既に団体ツアーには必ず警察官の護衛が付いてました。テロ発生時にガイド付きツアーだから安心、個人だから危険など関係ありません。日本人が巻き込まれたルクソールの事件では、予めアラビア語でイスラム教徒は下に降りるよう呼び掛けて現地語を理解しない外国人に向けて乱射したと聞きました。為す術なしです。
急に気が向かなくなった、そこへ行きたくなくなった時はいつでも自分の直感に従うのがよいと思います。
ぼられるという話を聞いたりしますが、
物価がかなり安い国です。
宗教上、富める者からは多く貰っても良いという習わしがあります。
外国人観光客はオレンジ🍊と呼ばれています。
搾り取るだけ搾り取ってポイという意味です。
でもでも、中級以上で泊って中級以上のレストラン🍽️で食事をした場合は
安い!コスパ最強!と感じます。
バクシーシ(喜捨)
何かをして貰った場合に渡します。
自分で十分出来る事をしてくれようとする時は、はっきりとお断りしました。
ただ、エジプトの一般庶民の方々の日常の風景を目の当たりにする度に
日本🇯🇵に生まれた自分は幸運だと感謝し、
何か助けて貰ったりした時は可能な範囲でバクシーシは渡すようにしていました。
両替💰ですが、
ドル💲かユーロ💶を持参して
少しエジプトポンドに両替して
その他はカード払いで良いと思います。
クレカからのキャッシングですが機械が動くとは限りません
現地通貨は必要です。
トイレ代や水代やバクシーシ等です。
ドルやユーロでは大きかったりするので。
エジプト旅行
観光地でのコミュニケーション
公用語はアラビア語ですが、観光地や観光施設では外国人観光客に対してのコミュニケーションは基本英語です。
しかし、今回目を丸くしたのは翻訳アプリです。
✨白玉さん✨が現地語表記のメニュー表を撮影して、そこに書かれた文字を日本語に変換していたのを見たときは衝撃を受けました。
また、タクシードライバーも翻訳アプリを駆使していました。
これって、英語がそんなにできなくてもエジプト旅行難しくないねと思いました。
エジプト入国時に空港でビザ入手
空港でスマホのSIMカード購入
下記リンクをクリックしてご参照ください。
日常生活に関して
コーランに書かれてあると聞いたこと
今から30年程前の日本に黒い日傘なんてなく、夏場の服装は白い半袖が望ましいとされていた。
ところが初めてエジプトに行った時、強烈に暑いのに洋服を着ている現地の人々は濃い色の長袖を着用していました。何故か?と尋ねると、強い日差しから肌を守るために濃い色の布で身体を覆って皮膚を出さないことが望ましいとコーランに書かれてあるよと返されました。
白い服は陽射しを通すので身体に良くないし、直射日光は体力を奪うのでツアーのお客さまへも注意して欲しいと言われ、お客さまへ説明するも、当時日本では小麦色の肌=健康!が常識の時代だったのであまり理解して頂けず。。。連日50℃を超える炎天下での観光で参加者36名中半数以上の方がダウンされました。
田舎に行くと男性は薄い色が主流のガラベーヤを着た人が多かったけど、女性の多くは黒のブルカを身に纏っていました。
豚はイスラム教が誕生する前から中近東では嫌がられていたようです。
暑い土地柄、養豚は伝染病を広げ易く解体しても食中毒を起こし易いので食べない方がいいとコーランに書かれていると聞きました。
但し、それしか食べる物が無い又は知らずに食した場合は許されるそうです。
禁酒に関しては、酒に酔うと人格が変わり罪を犯し易くなるから酒は飲むなとコーランに書いてあると聞きました。
ラマダンは病人、旅人、妊婦、子供を除く健康な大人が、陽が昇ってから陽が沈むまで何も飲まず食べず苦しみを体感し、今世界の何処かで苦しんでいる人々がいる事を思い出し、その苦しみを忘れていないラマダン明け直後に貧しい人々に喜捨するそうです。
エジプト旅行 ベストシーズンと
それぞれのシーズン
12月、1月 ズバり、エジプト観光に最適なシーズンです。
カイロやアレキサンドリアでは長袖ですが、それ程寒くはなく、青空が広がり、爽やかに観光が楽しめます。ルクソールやアスワン、アブ・シンベルでは春くらいの気温で、時には半袖でも過ごせます。体調不良になる人も滅多に出ません。但し、ハイシーズンです。ホテルも高くなるし、観光客も多いです。
過去にツアー添乗員として12ヶ月全ての月でエジプトへ渡航しました。エジプト1カ国周遊や、エジプトとギリシャやトルコがセットになったツアーも含みます。
3月、4月 砂嵐に遭う確率が高くなり、航空機のダイヤが乱れる等、旅程上のリスクがあります。
5月 ギリギリ、カイロ以北は気候的にOKな感じです。ルクソール以南は日中の気温が40度を超えることもあるけど全体的に朝晩は涼しいので気持ちよく過ごせます。昼間にホテルのプールで泳ぎたいなど夏を先取りしたい方にはおすすめです。たまに砂嵐に遭うことも。
6月〜9月 体力に自信のない人は避けけた方が無難です。バカンスというより修行のような旅になりがちです。ルクソール以南の日中の遺跡群での気温は50℃まで上がり、熱い空気を吸い込み、鼻の粘膜が慣れてないので乾燥して鼻血が出ます。ダラダラと出るのではなく、鼻をかんだらティッシュに血の塊がゴロゴロと付いてます。また、年齢、性別関係なく熱中症の人が続出します。ぐったりして動けない状態です。ホテルで現地の医者を呼んで、お尻に注射💉をして貰います。稀にエジプトでの医療を拒否される方もいらっしゃいます。ドクターが持って来たアタッシュケースにはスイスやドイツ製の薬のアンプルが綺麗に並べられ、症状によって3〜4種類の薬を合わせて注射💉します。回復するまでに口にして良いものは、コーラ、スプライト、ポテトチップス(炭酸飲料は水分の吸収率が水の約8倍と聞きました。糖分も摂れるし点滴代わりだったのかな?)。米や野菜果物、水、お茶、肉類等の通常の食事は回復するまで口にしないようにと忠告を受けました。欧米系5ツ星ホテルでしか医者を呼んだことがありませんが、注射💉を受けた翌朝には皆さん回復されていらっしゃいました。
因みに、添乗員だった私は常に気合いを入れた状態だったので一度も倒れた事はありません。現地では毎日新鮮なフルーツや野菜を多く摂って暑さを乗り切っていました。
少し恐ろしいことを書きましたが、大切な時間とお金を費やして自分へのご褒美で憧れの地エジプトへ渡航して体調を崩して観光出来なくなるのはとても辛いことです。
お盆の時期しか海外旅行に出れない、暑いのは承知でエジプトへ行きたいという方も大勢いらっしゃるかと思います。
真夏のエジプトは観光客が少ないし、遺跡内は人が疎らだったりします。ホテルも安くなるのである程度のランクのホテルに宿泊して、お腹を壊さないように注意して、スケジュールを詰め込まない旅程を選ぶのがベターです。
稀に8月のエジプトで最高気温が30度くらいの時もあったりしますが、それはたまたまなので基本極暑と考えて旅行の準備をすすめるのがよいでしょう。
10月 まだ暑さが残りますが、ハイシーズン前で観光客が溢れ返ってないので良いと思います。
11月 涼しくなって来ますが、暑い日もあったりします。ホテル代も高くなってきます。
2月 気温は快適だけど後半は若干の砂嵐リスクはあります。
今回のエジプト旅行で我々が使った
旅の費用
ご参考までに今回私たちが使った旅の費用です。
- 飛行機✈️
- ホテル🏨
- 食事代🍽️
- 観光地入場券🎟️ ※6月1日から値上げしています。
- 現地の交通費
- 海外旅行保険
- 国内交通費
- その他諸々
2人分合わせて45万円弱でした
1人当たり約22万5千円。
旅行プランを立てたのがコロナが5類に変更される直前で、各航空会社減便や運休のため航空運賃はどこも高額。パッケージツアーも従来の同一内容商品よりも3倍程に値上がっていました。そんな状況下、ルフトハンザドイツ航空HPから大阪ーカイロのチケットを1人往復サーチャージ税込10万円強で入手出来ました。
旅行シーズンやホテルの混み具合によって航空運賃や宿泊費用が変わるので参考になり難いですが、今回は団体旅行よりも大幅に旅費を抑えることが可能でした。
コロナ前は団体旅行の方が大量仕入れで個人手配よりも旅費を抑えたツアーを作れていましたが、バランスが変わったようです。
カード付帯海外旅行保険だけでは安心して旅行できないので、市販の海外旅行保険は加入しました。
個人的な海外旅行では基本の補償プラス以下3点は必ず付けています。
•旅行キャンセル費用特約
•旅行中断費用特約
•航空機遅延補償特約
高いですが持病がカバーできたり、事故が発生した場合に現地日本語ガイドが付くプランの保険商品もあります。
何かあった場合、自分も同行者も困らないように段取りは必要です。
エジプト旅行
リピートはあるか?
リピートありです♪
今回急にエジプトへ行きたくなったのは単純に渡航費が安かっただけではなく、大したことのない病と手術なのに結構動揺してしまい、自分の中の何かをリセットしたくなったからだと思います。
ヨーロッパからだと4~5時間の飛行距離なのでヨーロッパからはリピーターが多いです。
私が初めてエジプトに行ったのが1995年9月。
エジプト航空で、成田→マニラ→バンコクを経由してカイロに着きました。
当時のエジプト航空の機内は全体的にレリーフ模様が施され、上映映画はクレオパトラ。
カイロ到着後に日本から村山首相もエジプトを訪問されていらっしゃる事を知りました。
朝日が昇り始めた頃にバスに乗車して空港を出発。道路沿いにエジプト軍がびっしり並ぶ厳戒体制が続き、バス車内にも拳銃持った私服警官が同乗。しばらく走行してナイル川に差し掛かる手前らへんからガラベーヤを纏った人々が何車線もある道路を平気で横切ったり、幹線道路なのに自動車と対等にロバ馬車が走っていたり、えらい国に来てしまった(-。-;…と、それまで先進国しか知らなかった身としてはまあまあ衝撃を受けました。
何回目のエジプト渡航だったか忘れたけど「おしん」の作者橋田壽賀子先生が演説でカイロ大学を訪問された時はカイロ大学を中心に人で溢れて道が通れなくて迂回した事がありました。「おしん」はエジプトで社会現象を巻き起こした名作です。お陰で観光地で日本人が歩く度におしーん!おしーん!とよく叫ばれました。
2023年は初めてプライベートでエジプトへ渡航し、若い頃から何度も見てきた遺跡を巡りましたが、あれ?このレリーフこんなに色鮮かだったっけ?あまり修復しないで欲しいなぁなんて思うことは何度かありました。イタリアはミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の「最後の晩餐」も修復後に訪れた時は大ショックを受けましたが、後世に引き継いで行く為にも必要な事なのでしょうね…。
今回が人生最後のエジプトになるかと思っていましたが、✨白玉✨さんはエジプトが気に入ったようです。
アブ・シンベル神殿、カイロのカジノ、シャーム・エル・シェイクにも行きたいようなので、それほど遠くない未来に再びエジプト🇪🇬に行くかと思います。
最後となりましたが、
海外旅行の際は外務省たびれじへの登録をお忘れなく
良い旅を!