思い付きと旅の計画
「持っているマイルをそろそろ使い切ってしまおう。」
そう思ったのが2月の初めでした。
行き先をイタリアに決めたのは、私が一年で最も好きなイタリアの季節が4〜5月だからです。
まずは手持ちのマイルの棚卸しから。
【アメリカン航空 AAdvantage】
コロナ禍の間にうっかり失効させてしまい、残高はゼロ。
【デルタ航空 スカイマイル】
ノースウェスト航空時代から長年お世話になっているマイル。
現在も少し残っています。失効しないのが魅力ですが、いつ改悪されるか分からないので、できるだけ早く使ってしまいたいところです。
【ユナイテッド航空 マイレージプラス】
改悪を重ねた結果、現在はヨーロッパ片道エコノミークラスで60,000マイル必要。
どうせなら、自分で航空券を購入すると高額になるゴールデンウィークに使ってしまおうと考えました。
ユナイテッド航空のホームページで検索したところ、5月7日帰国の日程で、ITA Airways(旧アリタリア航空)のミラノ → ローマ → 羽田 → 伊丹という特典航空券を発見。
なぜかローマ発では取れず、ミラノ発のみ空席がありました。乗り継ぎは増えるものの、まあ良いかと考えて2席確保。燃油サーチャージ不要で、支払ったのは空港使用料や税金のみ。1人13,300円ほどでした。
次は往路です。
1人分のビジネスクラスなら取れるのに、2人分のエコノミークラスが取れない。
そこで発想を変えました。
「シンガポールに寄り道して1泊観光してからヨーロッパへ行けばいいじゃないか。」
航空券を調べると驚きました。
シンガポール発ヨーロッパ行きの航空券が、多くの航空会社で4〜5万円程度だったのです。
まずデルタ航空のスカイマイルを使い、4月27日の関空→シンガポールのビジネスクラスを2席確保。
そして肝心のシンガポール発イタリア行きですが、安いのはローマ便とミラノ便。帰国便がミラノ発だったので、ローマ行きを選びました。
ローマIN、ミラノOUT。
旅の中身は後から考えることにしました。
続いて航空会社選び。
スカイスキャナーで検索すると、
・ターキッシュエアラインズ 約49,000円
・エミレーツ航空 5万円台
・カタール航空 5万円台
・エティハド航空 5万円台
という感じ。
その中で目に留まったのが、バーレーン国営航空会社のガルフエア。
運賃は約4万円。
しかもキャンセル料は16USドル。
これは安い。
迷わずアゴダで2席予約しました。
そして次はイタリア国内の旅程作り。
以前、✨白玉✨を連れてローマに3連泊したので、今回は1泊で十分かな。
フィレンツェも1泊でいいかもしれない。
そんなことを考えながら、早割で安いうちにItaloの一等車を公式サイトで予約し、アプリもダウンロード。
旅の計画は順調そのものでした。
ところが――。
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃で、中東情勢が一気に不安定化。
計画は白紙になってしまいました。
ゴールデンウィーク旅行の計画が直前で消えたのは、コロナ禍の2020年以来です。
「あの時ターキッシュエアラインズで予約していたら行けたのに……」
そう思って航空券を検索すると、まだ54,000円ほどで販売されていました。
しかし迷っているうちに翌日には10万円。
さらに翌日には20万円超え。
状況はどんどん悪化していきました。
中東経由便の利用が難しくなり、世界中で航空券価格が高騰。
マイルで特典航空券を取り直そうとしても、半年先まで空席がまったく表示されない状態になってしまいました。
こうして、3週間かけて組み上げた旅の計画は、再び振り出しに戻ったのでした。